桃の節句と聞くだけでいくつになってもウキウキするものがあります。女の子のすこやかな成長を願うひな祭り。この行事に欠かせない桃の花は梅と桜の間の季節に白やピンクの可憐な花で私たちを楽しませてくれます。
|この季節のアレンジには欠かせません
俳句では桃の花と桃の実で季節が異なります。「桃の花」は春の季語、「桃の実」は秋の季語とされています。私たちは春には花を愛で、夏にはおいしい果実をいただくことができます。
|桃の産地
収穫量が多いのは山梨県・福島県・長野県・岡山県などです。岡山県では桃の花を県の花に指定しています。
|桃の節句でお祝いしましょう
いつごろから始まったか定かでないとされるひな祭り。江戸時代になり、全国に広まった説が有力ですが、今もなお、ひな人形を飾り、ご馳走をいただく文化が引き継がれていることは素晴らしいことです。
|花言葉は天下無敵そしてチャーミング
桃は中国から渡来した植物で、中国では、子孫繁栄をもたらす霊木とされ、その実を不老長寿の仙薬とする伝説もありました。祝い事の際には桃の実をかたどった練り餡入りの桃饅頭を食べる習慣があります。
|まとめ
桃の名所は桃源郷と呼ばれることが多く、文字通り美しい景色で私たちを楽しませてくれます。山梨県の笛吹市桃源郷や長野県の丹霞郷(たんかきょう)では桃の花まつりも開催され、多くの人で賑わいます。