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お花に関するまとめコラム

屋上緑化 〜ベンケイソウ科〜

ベンケイソウ科にはおよそ33属1400種があります。名前の通り ”弁慶の様に非常に強い” ところから名付けられた多肉植物です。
葉の形も色も種類が多いため、観葉植物として扱われることもあります。
環境にも優しく手間入らずの性質で只今密かな人気者。代表的な品種をご紹介します。

|虹の玉(セダム属/マンネングサ属)

草丈は5~15㎝ほど。ぷりっと丸く光沢のある葉っぱをたくさん付けます。葉の色は季節や環境によって変化します。秋〜春の低温になる時期は真っ赤に色づきやすく、夏などの高温になる時期は緑色になりやすい性質があります。
丈夫で色も美しく、ゆっくり生長していくので多肉植物の寄せ植えに重宝されています。
生長すると、5〜6月頃に茎の先端近くから星形の黄色い小花を咲かせます。
属名「セダム」の名前の由来は、ラテン語の「座る・固定する」を意味する「セデス」に因んでいます。岩壁などに張り付いて自生する姿に由来します。

|マンネングサ(セダム属/マンネングサ属

草丈は10~20cmほど。細長く3つずつ輪生するのが特徴です。色々な姿の品種があり、背丈が低めのもの・背丈の高いもの・斑入り葉・黄金葉など様々。4〜11月ごろに黄色く小さめの星型の花を咲かせます。
とにかく丈夫なので、条件があまりよくない場所のグランドカバーに用いられています。

|キリンソウ(キリンソウ属)

草丈は20~50cmほど。葉は先のほうが広いへら形でフチのギザギザがあります。
5〜8月には、1cmくらいの小さな星型の黄色い花を咲かせます。花弁は5枚、10~30輪まとまって咲かせます。

|まとめ

とにかく乾燥に強く、多くの土壌や水分を必要としないため軽量化が必須の屋上緑化に多く採用されています。今までは「セダム属」が中心に植えられていましたが、冬に葉を落としてしまう性質を改良した「常緑キリンソウ」が新しいヒートアイランド対策・地球温暖化対策に貢献できる環境緑化用植物として注目されています。
環境思いの多肉植物、自宅や贈り物にもオススメです。

春〜初夏の源平咲き 【シモツケ】

1株で白と赤やピンクの2色の花が咲くことを「源平咲き」と言います。源氏の旗が白、平氏の旗が赤だったことから、こう呼ばれるようになったそうです。
春から夏にかけて咲く「シモツケ」、源平咲きの姿と一緒にご紹介します。

|まるでブーケ

3〜5mmほどの小さな5弁花が集まって咲き、その姿はブーケのように見えます。花色は赤紫〜ピンク、白などがあります。
葉は10〜15cmの長楕円形で、葉先が尖り縁にギザギザがあります。秋には美しく紅葉します。
樹高は1mほどで、地際からたくさんの枝を出して広がるので垣根として利用されます。庭の他に公園などでもよく見られます。
花言葉は「無駄」「無益」「整然とした愛」「はかなさ」

|名前の由来

日本~中国にかけて分布する落葉性の低木です。
シモツケは漢字で「下野」と書きます。これは、下野国(現在の栃木県)ではじめて見つけられたところに由来します。
また、花の咲き方が霜の降りた様子に似ているところから名付けられたとも言われています。

|白と赤の割合は・・

シモツケの場合は、圧倒的に白が有利の源平咲きです。
園芸品種として多く流通しています。どっちの色を植えるか迷った時や、両色植えたいけど場所が無い・・そんな方にオススメ。お得感満載です。

|まとめ

中国では「繍線菊(しゅうせんぎく)」と名づけられています。これは中国に伝わるお話からきています。中国の戦国時代、繍線という名の少女は、出征先で捕らえられた父親を助けるため敵地に向かいます。しかし父親は既に病死していました。父親の墓の側に咲いていた花を1枝持ち帰り庭に植えると、毎年見慣れないキレイな花が咲きました。その花は、親孝行な少女の名をとって「繍線菊」と呼ばれるようになったそうです。
花言葉「無駄」「無益」も、このお話しに由来していると言われています。

存在感あり!【ガジュマル】

「ガジュマル」は、個性的な樹形と強健な性質から、根強いファンが多い植物です。
クワ科の植物(ゴムノキやベンジャミンと同じ仲間)で、高さ20mほどにもなる大木です。日本では沖縄や屋久島に自生し、海外では、インド、台湾、マレー諸島、オーストラリア等の熱帯~亜熱帯地方の沿海地に分布しています。
国内で見かける鉢植えと自然の中で大きく成長するガジュマル、同じ植物とは思えない様々な姿をご紹介します。

|インテリアプランツとして

観葉植物として多く流通しているガジュマルに多くの園芸品種があります。暑さ・寒さに強く、耐陰性にも優れるため、とにかく育てやすいのが特徴です。まさにインテリアプランツの定番です。
葉は光沢があり厚みもあります。色は濃い緑で長さ6cm前後の卵形です。
まんまると太った気根が特徴の「人参ガジュマル」は、代表的なフォルムで「ガジュマル」と言えば “これ” 。愛嬌がある姿は人気が高く、広く流通しています。

|御願ガジュマル

国内では、沖縄の大石林山に存在する日本最大のガジュマル「御願ガジュマル」が有名です。枝からでた無数の気根を支柱に巨木に生長した姿は、あまりに特異なため木の精霊が宿るものとして香炉を置いて神木霊木にしたり、キジムナー(木の精)が住むものとして怖がられていたそうです。
発見当初、記念撮影をしようとしたカメラが相次いで壊れ、後日浄めのお祈りをしたところ写真撮影ができるようになったという話があります。実際に多くの人の写真に光のリングやオーブなどが写り混むこともあるようです。

|海外のガジュマル

カンボジアにあるアンコール遺跡群の一つ「タ・プローム遺跡」は、ガジュマルによる浸食が激しく、至る所が根っこで覆い尽くされています。このガジュマルは樹齢300~400年とも言われ、かなりの巨木に成長。タ・プローム遺跡修復を担当しているインド政府とユネスコは修復計画を発表したのですが「この巨大なガジュマルは遺跡を破壊してる」また「崩れつつある遺跡を支えている」といった議論が起こり手付かずのままの状態で残されています。歴史の重みと自然の偉大さ・・未だ修復計画の方針と共に議論が続いているようです。

|締め殺しの木・・

ガジュマルの種は鳥によって運ばれ、他の樹上に発芽します。そこから気根を垂らし生長します。いずれ、その宿主を根で覆い尽くしてしまします。どんどん締め付けているように見えるので「締め殺しの木」と呼ばれていますが、光や水を奪われたことで宿主は枯れ、最終的には完全にガジュマルに取り込まれてしまうのです。

|まとめ

ガジュマルは品種改良や突然変異種などが多く、コンパクトなものから遺跡を飲み込むほどの大木まで、想像を絶する自然の威力を見せてくれます。精霊が宿るといわれるガジュマル、観葉植物でも自然の豊かさを感じることが出来ます。気に入った樹形のガジュマルと出会ったら、大木に思いを馳せて育ててみてはいかがでしょう。

春の気になる木「サンザシ」

サンザシとは、中国原産の落葉低木で北半球の温帯に800~1000種が分布しています。日本には朝鮮半島経由で1734年に薬用植物として渡来しましたが、現在は庭木や盆栽として人気があります。春には花を、秋には果実が楽しめる「サンザシ」、贈り物としてもオススメです。

|白い花

5〜6月頃、白く小さな花を株いっぱいに咲かせます。樹高は2mほど。枝に刺があります。秋になると黄色や赤色の実を付けます。
日本には北海道にオオバサンザシ・エゾサンザシ、北海道と長野県にクロミサンザシが自生しています。
ヨーロッパ原産のセイヨウサンザシは街路樹やシンボルツリーに利用されています。
中国原産のオオミサンザシは、実が大きく味が良いのが特徴です。

|古くから利用されていた実

秋になると、枝いっぱいに実が付きます。
サンザシは漢字で「山査子」と書きます。これは、クサボケの実である『山査(サンザ)』に味が似ていて、山地に実ることからこの漢字が当てられたと言われています。
オオミサンザシの実は各国で活用されて、西洋医学の間では強心作用のハーブとして普及しています。
中国では、2000年も前から “副作用の無い最上級の上薬(ウーハ)” として、中国最古の薬物学問書「神農本草経」に記されています。胃の調子を整える漢方薬として親しまれてきました。

|ドライやお酒などで

サンザシの実は、小さい中に栄養や食物繊維が凝縮されています。カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル類、ビタミンA、ビタミンCなどが豊富です。サンザシ酒は中国で有名なお酒で、コレステロールを抑え脂肪燃焼効果があり食前酒として人気があります。
ドライフルーツやジャムとしても販売されていて、クエン酸を多く含むことから疲労回復や抗酸化作用などの効果も期待できます。

|まとめ

サンザシは、欧米で5月を象徴する花とされています。
花言葉は「希望」です。これは1600年イギリスから北アメリカに移住する時、移民が乗ったピューリタンのメイフラワー号にセイヨウサンザシが描かれていたことが由来になっています(セイヨウサンザシは別名「メイフラワー」)。
もう一つの花言葉「たった一つの恋」は、「ハイランドのメリイ」というスコットランドの詩人ロバート・バーンズの代表作「ハイランドのメリー」に因んでいます。この詩は、亡くなった恋人との想い出と追悼を表した詩です。

私たちを支える木の話〜⑤橅(ブナ)〜

ブナはブナ科の落葉高木で、北海道から九州に分布している樹木です。漢字では「橅」。木偏に無と書くのは「木でありながら木では無い」という意味に由来しています。このようなマイナスイメージの漢字が使われていながら、「森の女王」「森の母」と呼ばれることもあるブナ。この正反対のネーミングの訳は、一体どういうことなのでしょうか。

|ブナの森の豊かな保水力

出典:https://www.photolibrary.jp/img48/7058_148304.html

ブナは木材として、狂いやすく腐りやすいという欠点がありました。それゆえに役に立たない木とされ、木では無いという漢字が当てられたと言われています。一方でブナはその豊かな保水力で、土壌に水を蓄えることができます。人工のダムよりもブナの森の保水力は優れているとも言われ、洪水や土砂崩れを防ぐことができます。またブナの実は、リスやクマなど森に住む動物たちの栄養源。木材としては使いづらいブナですが、自然の生態系を保つためには不可欠な存在なのです。

|高度経済成長期はブナの危機

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/739313?title=ブナ林の黄葉&selected_size=s

しかし戦後日本国内のブナ林は「拡大造林計画」によって、大量に伐採されました。高度経済成長期における建築資材の需要により、ブナを伐採しスギなどの資材となる針葉樹を植える政策です。つまり漢字のとおり「役に立たない木」だと認識されていたわけです。これによって自然のままのブナの森は日本国内で減少し、同じ時期に同じ種類の木が植林された人工林が増加していきました。最近豪雨による土砂崩れの被害が日本各地で多発していますが、ブナの伐採による森の保水力の低下が原因ではないかという指摘もあります。人里にクマが出没するのも、森の餌不足と考えられており、ブナの森の伐採が無関係とはいえないような気がします。

|ブナの原生林世界遺産白神山地

出典:https://www.photolibrary.jp/img35/7703_97829.html

近年はこのブナの森の力が見直され、保護の動きが出てきています。青森・秋田両県にわたる白神山地は、世界最大級のブナの原生林です。大規模林道建設が計画されたこともありましたが、保護運動の高まりにより計画は中止となり、世界自然遺産に登録されました。原生的な自然がそのまま残り、貴重な動植物の宝庫となっています。また山の水が海に流れ、魚の餌となる植物性プランクトンを生み出し、豊かな漁場を形成していく。そのためにはブナをはじめとする落葉広葉樹が欠かせない存在なのです。

|まとめ

5回にわたり「私たちを支える木」と題しておおくりしましたが、いかがだったでしょうか。それぞれの木には個性があり、その素晴らしい能力で私たちに恩恵を与えてくれます。資材としての一方的な利用ではなく、自然の恵みを受けるということを常に思い、共存していく姿勢がこれからの私たちに求められることののかもしれません。

私たちを支える木の話〜④青森ヒバ〜

木曽ヒノキ、秋田スギとともに日本三大美林といわれる青森ヒバ。ヒノキ科アスナロ属の針葉樹で、日本固有の樹木です。青森ヒバはその80%は青森県内にあり、下北半島に分布しています。

|厳しい気候の中でゆっくりと成長

出典:https://www.uekipedia.jp/常緑針葉樹/ヒノキアスナロ/

青森ヒバの特徴は、繊細で美しい木目と緻密で狂いがないということ。一般的にスギやヒノキは40年から50年で成木となるのに対し、青森ヒバは200年から250年と言われています。雪深い寒い地方でのみ育つ青森ヒバは、厳しい気候に耐えながらゆっくりとした成長を重ねます。それゆえにきめ細かな木目と強固な性質を生み出すのです。

|800年前の埋没林の強さ

出典:https://www.photolibrary.jp/img13/1625_25246.html

水に強く、腐りにくいというのも青森ヒバの特徴です。下北半島猿ヶ森で見つかった800年前のヒバの埋没林。大津波により地中に埋もれてしまったにもかかわらず、腐っていたのは木の表面のほんの数㎝。内部は製材すれば現在でも使える状態だったのだとか。長い年月を経ても、青森ヒバはその状態を保ち続けられるという証明なのですね。

|天然成分ヒノキチオール

出典:https://www.uekipedia.jp/常緑針葉樹/ヒノキアスナロ/

青森ヒバには「ヒノキチオール」という天然成分が含まれています。この成分はカビなどに対して高い抗菌性を持っており、現在、医療や食品、農業などの分野で利用のための研究が進められています。「ヒノキ」と名につくからヒノキの成分と思いますが、実際ヒノキに含まれるのはごく微量。青森ヒバが腐りにくいのは、このヒノキチオールの効果なのです。

|まとめ

樹木は陽樹と陰樹に分けられます。陽樹とは日が当たらないと育たない木、陰樹は日が当たらなくても育つ木です。青森ヒバは陰樹の代表。厳しい気候の中、日の光が少なくても自分のペースで力強く成長している樹木。なんだか神秘的な力強さを感じます。

私たちを支える木の話〜③栗〜

栗といえば秋を代表する食材。和食やスイーツなど食の分野でのイメージが大きいものです。あまり知られていませんが、栗は木材としても優秀な素材なのです。栗は日本や朝鮮半島原産のブナ科の落葉高木。開花期は6月で、白い穂のように咲くのが雄花。雄花の根元に1、2個咲くのが雌花で、緑色の総苞に覆われており、総苞が栗のイガになります。実の特徴は改めて説明するまでもありませんが、今回は栗の木についてスポットを当ててみたいと思います。

|耐水性と耐久性に優れる

出典:https://www.uekipedia.jp/落葉広葉樹①/クリ/

栗の木材としての特徴は、硬く耐水性や耐久性に優れているという点です。また防虫処理などがなくても虫を寄せ付けない性質があります。このため古くから家を建てる際の土台として栗は最適であるとされてきました。またその強固な性質から、以前は鉄道の枕木によく使われていました。成長が早く良く燃えるため、薪などの燃料としての役割もありました。

|縄文時代からの歴史

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/946725?title=三内&selected_size=s

栗の歴史は古く、その利用は縄文時代にまで遡ります。全国各地の縄文時代の遺跡では、栗の木で作られた住居や食器などが見つかっており、燃料として利用された形跡も確認されています。青森県の三内丸山遺跡からは、縄文時代よりすでに栗の栽培が行われていたことがわかっています。実は食料として、木は様々な資材や燃料として、縄文人は栗を余すことなく利用していたのですね。

|厳しい気候に耐える木材

出典:https://www.uekipedia.jp/落葉広葉樹①/クリ/

また世界遺産で有名な岐阜県の白川郷などの合掌造りの家屋は、その主要部分に栗の木が用いられています。冬は雪深く厳しい気候に耐えられる家屋には、やはり栗の木材が最適だったのでしょう。しかし古い家屋は栗の木が多く使われているものの、新しいものになるにしたがって、栗以外の木材が使われているのだそうです。

|まとめ

縄文時代から利用され続けている栗ですが、住宅建築などで栗を用いる話は、最近はなかなか耳にしません。木材資源として良質な栗の木の生産が減少しているためです。他の木に比べて乾燥に時間がかかり、加工も難しいことも利用されにくい要因となっているようです。木材としての栗の能力は古くから認められているのに、現代において利用が減少しているというのは残念な気がします。

私たちを支える木の話〜②桐(キリ)〜

古くから日本において、家具や生活用品の材料として用いられてきた桐。桐は中国原産のゴマノハグサ科の落葉高木です。生長が早い木で、高さ8〜15m、直径40〜60㎝の成木になるのに20年。5月から6月にかけて薄紫色の花を咲かせ、30㎝ほどの大きなハート型の葉が特徴です。花と葉は、古くから貨幣のデザインや家紋にも使われています。現在は、日本政府の紋章としてもおなじみですね。

|軽さと柔らかさと肌触りの良さ

出典:https://www.photolibrary.jp/img194/40725_1268927.html

良質な木材として利用されてきた桐。その特徴は、まず軽くて柔らかいということです。桐は国産材の中で最も軽いので、家具や日用品にしても持ち運びや取り扱いが容易です。また、その柔らかさで肌触りがよいことから、古くから下駄の素材として使われてきました。

|湿気に強く防虫効果も

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/885956?title=タンス&selected_size=s

高温多湿な日本において、桐が木材として好まれたのは、湿気に強い性質から。昔から桐でタンスや桐箱が作られていたのはこのためです。中の湿度を一定に保ち、割れや狂いも少ないため収納用品に利用されてきました。また、タンニンやパウロニンなど虫が嫌う成分を含んでおり、防虫効果があるのも特徴の一つです。

|優れた保温性と断熱性

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/934234?title=おひつに白いごはん&selected_size=s

桐は内部に多くの空気層を含んでいて、保温性や断熱性に優れています。この特徴は発砲スチロールと同じ原理によるもの。水分や温度の変化を伝えづらいため、ごはんのお櫃によく使われるという訳なのです。また熱が伝わりにくいゆえ燃えにくいというのも特徴で、着火点は425℃。表面が燃えても内部まで火が達するまで時間がかかるため、金庫内部の素材として利用されているのです。

|まとめ

日本の気候と風土に根ざし、生活に役立ってきた桐。残念ながら国産の良質な桐は十分に確保されているとはいえません。昔は女の子が生まれたら桐を植え、大きくなった桐の木でタンスを作り嫁入り道具にしたそうです。桐タンスは高級なイメージがありますが、削り直しを施して子や孫へ代々受け継いでいくことができるもの。長く大切に使うという意味では、エコで環境に優しい素材と言えるかもしれません。

私たちを支える木の話〜①檜(ヒノキ)〜

今回から5回にわたり「私たちを支える木の話」をおおくりします。第1回目は檜。檜は日本原産、ヒノキ科の針葉樹です。福島県以西に分布し、日本人にとってはおなじみの樹木です。造林面積は杉に次いで多く、檜の産地といえば木曽が有名ですね。一般的に高級なイメージが漂う檜ですが、その性質や特徴はどんなものがあるのでしょうか。

|法隆寺や薬師寺の柱

出典:https://www.photolibrary.jp/img178/77860_1067356.html

檜の名前の由来は「火の木」。油分が多く檜を使って火を起こしたためという説があります。檜は古くから神社仏閣の建築に用いられてきました。檜は切ってから200年まで強度が増し、その後1000年をかけ徐々に強度が弱まると言われています。奈良の法隆寺や薬師寺の柱には檜が使われています。その優れた耐久性ゆえ、建築においてはなくてはならない木材となっています。

|肌触りと木目の美しさ

出典:https://www.photolibrary.jp/img25/3798_56432.html

また檜は、真っ直ぐに伸びる性質と滑らかな肌触り、美しい木目が特徴。乾燥しやすく、加工が容易だということもあり建築のみならず、仏像や家具、建具、桶など、生活に根ざしたものの材料として使われてきました。

|香りはリラックスと防菌防虫効果

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/880151?title=檜風呂&selected_size=s

檜といえば、その特有の香りが最大の特徴かもしれません。檜のみならず木の香りの総称を「フィトンチッド」といいます。このフィトンチッドにより、リラックス効果が生まれ、心身が落ち着くのは様々な研究で証明されています。中でも檜はその香り成分を多く含むといわれています。また人間の心身だけでなく、檜の香りには防菌防虫効果も確認されています。お風呂に使われる木材はほとんどが檜。それは檜が菌やカビの繁殖を抑える働きがあるためなのです。

|まとめ

1300年の時を経ても法隆寺を支え続ける檜。高温多湿な日本において、長い年月建築物が保ち続けるためには、檜の強くてしなやかな性質が必要不可欠だったのでしょう。その性質を見抜き建築資材として用いた昔の人々の能力には脱帽です。

蚕だけのものじゃない!桑の話

桑とはクワ科クワ属(例えばイチジクなど)の総称で、蚕の餌としても有名です。日本では養蚕が盛んだったこともあり、各地に桑畑の名残があります。接木で繁殖させていたため、各地域で独自の品種が育成されて来ました。山に自生しているヤマグワなどもあり桑の品種はすごく沢山あります。
今回は、あまり知られていない「桑」のお話しをしましょう。

|ちょっと不気味な花

雌雄異株で、春になるとそれぞれ花が咲きます。雄花は房状で枝の先から垂れ下がり、雌花は枝の基部に付きます。花の色はあまり目立たず、パッと見ると雄花は虫がぶら下がっているようにも見えます。

|優秀な葉っぱ

葉はハート型で縁にギザギザがあります。
お茶として古来から親しまれ、腸の調子を整える、肝機能を高める、血糖値の上昇をゆるやかにするなど様々な効果・効能が期待されています。
漢方では「桑葉(そうよう)」と言い、咳を鎮める、解熱、むくみをとる、下痢や腹痛を治す、肝臓を強くする、肌をきれいにするなどの薬効があるとされています。
因みに蚕以外の動物(人間を含む)が生の桑の葉を食べると、消化しきれないで消化不良を起こしてしまうそうです。

|話題の「桑の実(マルベリー)」

英語で「マルベリー」、フランス語では「ミュール」といいます。6月初旬頃に実を付けます。小さな粒が集まり1個の果実となっています。熟すにつれて白→赤→黒に変化します。ポリフェノールやビタミンE・Cが豊富に含まれています。様々な成人病予防をはじめ老化防止、アンチエイジングにも効果が期待出来ます。
生のままでも食べられますが、市場には冷凍されたものやジャム、お酒に加工されたものが出回っています。

|思いのこもった花言葉

『彼女の全てが好き』『ともに死のう』
これは「ロミオとジュリエット」の題材にもなったギリシャ神話「ピュラモスとティスベ」に由来するといわれています。また、最初は白い実がだんだん赤くなり最後には濃い赤黒色へと変化する様子は “若くして亡くなった若者の血で染まった” ともいわれています。
怖いイメージの花言葉ですが、不吉を表すワケでは無く、古くから悲しい恋の物語の題材として利用され、人々からは様々な願いや思いを託されてきた馴染みのある植物だったようです。
古来中国でも、太陽に関わる世界樹のように扱われ男女の恋を唄う詩の題材にされています。

|まとめ

子どものころ、ゴロゴロと鳴る雷に怖がっていると、母から「くわばら、くわばらと言うと家には雷は落ちないよ」と言われ、必死に唱えていたのを覚えています。これは、平安時代、九州へ左遷された菅原道真の怨霊が京都に嵐や雷を起こした時、道真の故郷にあった桑原には雷を落とさなかったという逸話からこの言葉が生まれたとされています。また、畑に雷が落ちないように桑を植えていたという説や、桑畑にフタをかぶせて雷などの防災を祈ったという説もあります。
くわばらとは「桑原」だったんですね。
雷さまにヘソを取られるとも言われていたので、ずーっと「食わ腹」だと思っていました。